灯台下暗し

良寛や井月・や八一、御風。

「佐藤夢痴夫」

 ザックリト割れて白菜一途なる
 しみじみと泣きあうこともなく白髪
 夢で跳ぶ私はいつも二本足
 ここにきてどの生きざまや雨蛙
 死ぬときも一言多いだろうか僕

こんな川の水でも海にいくのだぜ    「中島紫痴郎」

 応援もなく人生のビリ走る
 資本家の濁流の音が美しい
 口開けてはっきり黒い腹の中
 行商の妻の雪目や春兆す

 人を恋う生臭き息 雪の洞
 ここにも一人瞼を閉じている女
 雪の沈黙は美しい 人殺し
 溺れまいとしている蛇の固き体温

 老いしかな仕置きを受けし蔵もなく
 流れ星ぼそりと老いの独り言
 雪国に老い朽ち雪を詠いえず


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